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赤い実をあしらい、寒い季節にあたたかさを感じられる
クリスマスリースのような和柄をつくりました。
『 かもしか / Kamoshika 』
不思議そうにこっちを見つめるかもしか。
『 夜風 / Yokaze 』
やわらかい夜風に乗って聴こえてくる、草木のざわめき。
『 春奏 / Shunsou 』
『 森 / Mori 』
どこかで見たような、どこにでもあるような普通の森。
『 足音 / Ashioto 』
あかく色付く秋の森。落葉をふみしめて歩けば、冬の足音もすぐそこに。
落葉散る道を歩くと、がさがさと乾いた音がして秋の終わりを感じます。
目で見ているのに音が聞こえてくるような図案をつくりたいと思って描きました。
『 街灯 / Gaitou 』
遠くの山から眺める、無数の街灯り。
無機質なはずの電気の灯りになぜか安心するのは、
灯りの数だけ人の暮らしの営みがあるからだと思います。
『 むくどり / Mukudori』
椋(むく)の木に集まり歌う小鳥達。
『 霜 / Shimo 』
葉っぱや窓につく霜は、冬の訪れを知らせる白い花。
『 ういろう / Uirou 』
星燈社の格子柄は、少し縦長の『ういろう格子』。
『 書架 / Shoka 』
書籍がひしめく本棚を描いた図案『書架』。
きっちりした本棚よりも、人が本を抜き出した雑然とした棚に魅力を感じます。
『 のげし / Nogeshi 』
たんぽぽのような、あざみのような、どっちつかずな野草『のげし』の花。
『 すあま / Suama 』
やわらかな「すあま」を、やわらかい色で表現しました。
手でこねてつくるお菓子ですので、図案も色鉛筆の手描き。
『 旅路 / Tabiji 』
旅空の鳥たちを描いた図案。凛とした空気感を大事にしました。
涼やかな日本の伝統色、『薄浅葱(うすあさぎ)色』を用いています。
『 雪柳 / Yuki yanagi 』
いっせいに花が咲き乱れ、枝がしなる雪柳の躍動感を大事にしてつくった図案です。
『 かぞえ歌 / Kazoe uta 』
草木が芽吹き始める春の躍動感を、植物を用いずに表現しようと、
1つから6つの、不ぞろいな水玉をリズム良く描いた『かぞえ歌』。
『 朝つゆ / Asa tsuyu 』
朝つゆが凍りついた窓を見ていると、だんだんと幾何学的な模様に見えてきます。
1枚の絵画のようにも見える朝つゆの情景を和柄にしました。
『 実り / Minori 』
ナナカマドの実、千日紅、冬さんご、ズミの木。
素朴な花木をモチーフに、素朴で華やかな
吉祥文様をつくりました。
『 朝顔 / Asagao 』
日本の夏の花と言えば、朝顔。 朝顔とすだれで、夏の朝のからっとした涼しさを表現しました。
『 そろばん玉 / Soroban dama』
たてよこにずらりとひしめき合うそろばん玉。
日本の伝統文様にも「そろばん玉」という絵柄があります。そのままの伝統的な図案も
かっこいいのですが、星燈社らしい、やわらかさのある「そろばん玉」をつくってみました。
『 影絵 / Kagee』
染め物の世界は「色数を多くつかって鮮やかに表現したものが良い」とされるそうです。
しかしそれは「色でごまかせる」とも言えます。
たとえるなら影絵のように、シンプルな世界だけれど見る人を惹きつける。
星燈社ではそんなものをつくってゆきたいと考えています。
『 日照り子 / Hideriko』
田んぼのそばで、強い日差しにも負けずに生える、日照り子(ひでりこ)。
あたたかな陽気の中で、気取らずに、のびやかに立つ姿をイメージしてつくりました。
『 こでまり / Kodemari 』
小さな手毬(てまり)のような、小手毬(こでまり)の花を一面に並べた図柄。
部屋に一輪、小手毬の花を置いたときのように柔らかな雰囲気になるよう心掛けました。
『 野あそび / Noasobi 』
たんぽぽ、シロツメクサ、菜の花、わたぼうし。
野に咲く草花を並べて作ったのが『野あそび』。
野原を駆け回るときの楽しさを思い出しながら作った図柄です。
『 やまぼうし / Yamaboushi 』
山の中にひっそりと生える山帽子(やまぼうし)の花。
素朴で主張せず、おおらかな花の雰囲気が、日用品の和柄としてふさわしいと思い
『やまぼうし』の和柄を作りました。
『 三色だんご / Sanshoku dango 』
モダンな水玉模様と見せかけて、日本人に馴染み深い『三色だんご』の図柄です。
よく見ると、3つ連なったお団子も混じっています。
『 抹茶白玉 / Matcha shiratama 』
抹茶の中に白玉が浮かんでいる、見ているとお腹がすいてくる『抹茶白玉』。
ときどき白玉がくっついているのが愛嬌です。
『 花飾り / Hana kazari 』
小花をつなげて作った『花飾り』。
切れ目なく丸くつながった花飾りがどこまでも続く、晴れやかで縁起の良い絵柄です。
日本の伝統色『孔雀青』と『藁色(わらいろ)』で染めた、深い青色が特徴です。
『 さらさ / Sarasa 』
石川県立伝統産業工芸館からの依頼で、大正時代の帯の絵柄をもとにつくった図案。
更紗のような異国風の文様になったので、「さらさ」と名付けました。
『 花筏 / Hana ikada 』
桜の花びらが、水面をゆっくりと流れてゆく風景を描きました。
よく見ると、ハート柄の花びらがまぎれています。
『 雪中花 / Setchu ka 』
1年の半分近くが雪に覆われている風土で暮らす北国の人は、「個」の時間や
小さな共同体で過ごす時間を大事にしているように感じます。
そんな北国に暮らす人の姿をあらわそうとつくったのが「雪中花」。
『 のうぜんかずら / Nouzenkazura 』
赤橙色の花を咲かせる、のうぜんかずら。
晩夏から秋を迎えるときの、どこか寂しげで影のある季節の雰囲気を大事にしました。
『ねぎぼうず / Negibouzu 』
あぜ道に咲く、ねぎの花。
『 あまつぶ / Ama tsubu 』
軒下から眺める長雨の風景を、色鉛筆で描きました。
日本の伝統色『新橋色』と『露草色』で染めた、涼やかな初夏の図案です。
『 はまなす / Hamanasu 』
北国の野に咲く、はまなすの花木をイメージして、
日本の伝統色『鴇色(ときいろ)』と『香えん緑(こうえんみどり)』を用いてつくりました。
『 黒豆きなこ / Kuromame kinako 』
素朴でおいしい、黒豆きなこを、シンプルな図案にしました。
「黒豆きなこ」のように、私たちの身近にありすぎて、良さが見逃されている
素敵な日本のものに、素直に光を当てていきたいと考えています。
『 ひなぎく / Hinagiku 』
野原一面に咲く、ひな菊畑をイメージして作った図案『 ひなぎく 』。
『青藤色』という、青とも紫とも言い難い、日本ならではの曖昧な色を用いています。
『 散歩道 / Sanpomichi』
散歩の途中、ふと道端に目を落とすと、雑草の中に小さな花や実が咲いています。
そんな情景を図柄にしたのが『散歩道』。
『 押し花 / Oshibana 』
着物の図案のように、自然の草花をそのまま平面の世界で表現した『押し花』の図案。
『 草もち / Kusamochi』
よもぎとずんだのあんころ餅を並べてこさえた『草もち』柄。
色は日本の伝統色『草色』と『鶸(ひわ)色』です。
『 雪夜 / Yukiyo 』
冬の夜空にゆっくりと舞い落ちるぼたん雪。
音楽を聴いて目の前に情景が思い浮かぶように、
雪がゆっくりと降る静かな時間が想像できるような図案をつくりたいと思いました。
2009年に星燈社がはじめてつくった基本文様です。
『 花こぎん / Hana kogin 』
青森県の刺し子「こぎん刺し」の中に
「ハナコ」と呼ばれる、花を表した図柄があります。
そのハナコを並べて作ったのが、星燈社の『 花こぎん 』。
『 ぼたん / Botan 』
昔の千代紙のような、華やかな花模様を作ろうと、
色んな形の花を描いていくうちにできあがった『ぼたん』。
『 宵待草 / Yoimachi gusa 』
竹久夢二の「宵待草」のような、どこか儚げな雰囲気を大事にして作った図柄。
『 ゆきだま / Yukidama 』
真っ白な綿雪を丸めると、様々な形の雪玉になります。
そんな雪玉を、切継小紋のように描いて並べ、つなげて作ったのが『ゆきだま』。