話し手:タテタカコ

聞き手:星燈社

 

 

- 今日はニューアルバム「十」リリース、それから星燈社企画でのアルバムリリースコンサート「星月夜」を控えてのインタビューです。

タテさんが、今まで尋ねられていないことをお聞きしたいなと思っています。

まず、アルバムを出そうと思うタイミングや明確なきっかけはあるのでしょうか?

 

タテ 正直にいえば、お客さんがCDまだですかって、言ってくださることです。

 

 

 

 

- この曲をCDで聴きたい、という声ですね。

 

タテ それが背中を押してくれたり、お尻をたたいてくれたり。それが多分、作るぞという気持ちをくださっていると思います。

もちろん、もっと正直に言えば、経済なものもそうですね。

やはり手に取っていただいて、お金を頂くというのも、自分が活動をさせていただくのに大事なことなので。もしそのときに、欲しいなと思っていただけたらいいなって思います。

 

 

 

 

- 星燈社はスタートから10年間ずっと、自分で作ったものにお金を頂くという、いわば世知辛いところでずっと生きていますが、それがありがたいなとも思うんです。

タテさんもライブのあと、ご自身で物販に立たれますよね。

 

タテ 直接、自分も物販に立っているので、ここに来てくれただけでも、すごく嬉しいことなんですけど、手に取ってもらえるって、それこそ、余韻を持って帰ってくれるのに対して、大事なお金を払ってくれるという。それがすごく嬉しいなと感じますね。

 

 

 

 

 

 

 

 

- 去年の東京でのコンサートの後にお話ししたときに、タテさんは「自分の存在を消して、歌だけをお客さんに見せたい。でも自分を消せないのが自分の中で嫌だ」みたいなことをおっしゃっていたのが印象的でした。

 

 

タテ 焼來肉ロックフェスのときも思いました。この森に溶けれたらいいのに、まだ自分のエゴのほうが立っちゃって、前のめりというか。

たまたまそのときは、大きな骸骨の人形の舞の方たちと一緒になったので、自分はこの森の木に溶けてもいいなというか、そのぐらい背景に染まれたら、もっと自由に受け取ってもらえるんじゃないかなって。

 

 

 

 

 

 

 

- お客さんは、タテさんの姿ありきで聴きに来てると思うんですが、タテさんが逆のことを思っているのが面白いですよね。

『星月夜』とコンサートのタイトルを付けたのは、タテさんは月みたいだなと思って。

太陽ほどぎらぎらしていないけど、ちゃんとそこにあって揺らがないように見えるところとか。

去年のコンサートでは、終演後にお客様が席を立たずにいたのをよく覚えています。タテさんの姿をもう一度見たいと皆さん期待なさっていて。

 

 

タテ お客さんがまだ居たいなという気持ちを持ったまま帰ってくださったというのは、すごくうれしいですね。

 

もうおなかいっぱい。あと1年、おまえの歌聴かなくてもいいよってぐらい歌うっていうのを、もちろんさせていただくこともあるんですけど、お名残り惜しいけど、きょうの空間の余韻を、皆さんと共有できたという。それもまた、すごくいい終わり方ですよね。いい意味でも悪い意味でも、余韻を持って帰るのが好きなので。

 

 

 

  

 

  

- 余韻、という言葉がぴったりでしたね。

 

 

タテ 特別な企画ということで、たとえば仙台の方とか、遠くからも見えてくださっていて。あそこだから出会えた時間だったり人だったりというのもあったなと思って。

 

あの後「あそこに行っていたんですよ、実は」って声を掛けてくださる方もいらっしゃるので。それは時間がたっても残っててくださるのって、うれしいですよね。決して月のように、どんとはいられない、ぐらぐらした存在ですけど。

 

 

[タテタカコインタビューin飯田 後編に続く]

 

 

 

タテタカコ ソロコンサート「星月夜」では、web版に載っていないインタビューを収録したインタビュー冊子をノベルティとしてプレゼント。子どもの頃の話など、貴重なお話を収録。

 

 

※Thank you,sold out

 【タテタカコ ソロコンサート「星月夜 東京」】

 

 
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